クラシック・マジック入門事典 麦谷 眞里

この本もタイトルからして、「きっと、初心者向きのものなのだろう」と思いつつ一応手にとったのですが、開いてみてその内容に驚きました。どんな内容なのか、まずは目次をご覧ください。
目次
7番目の鍵、“7つの鍵”の別のアプローチ、真田紐の焼き継ぎ、増加するマティーニ・ボトル、
“紙玉の飛行”について、カラー・チェンジング・ナイフの話、コイン・ボックスの総括、
はずむボール・はずまないボール、ガムボール・マシーン、ボールとベースについて、パズル、
フィボナッチの数列、ダブ・パンの応用、スタック・オブ・コインズの周辺、ムーン・カードの応用、
ユリ・ゲラーのメンタル・マジック、スワミ・ギミックについて、ワレットの集大成
コインボックスの種類、ルポールなどのワレットの種類などなど、こんなに詳しく数多くの製品を細かく紹介している本を初めてみました。確かに原案はクラッシックであるものの、それから生み出された現代のマジックも解説してあり、マニアの方も十分楽しめる内容なのです。
この本って、タイトルでずいぶん損をしているような気がします。実際、本の解説に、「内容が入門向きでないと判断できるということは、すでにそれだけの評価ができる段階まで進んでいるということです。そのような、入門と専門との間にいるプレ・マジシャン達を対象としました」と書かれています。入門書どころか正直、ここまで書いちゃっていいのだろうか?という内容のようにも思えます。また、著者の色々なエピソードも書かれており、読み物としても大変楽しめます。
上の目次の項目を見て、「えっ!これも解説してるの?」と思ったあなた、是非この本を読んでみて下さい。マジックグッズ好きにはたまらないマニアックな内容です。
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COMMENT
私も読みました。私は「カードマジック事典」や「コインマジック事典」を呼んでマジックを勉強し始めたので「事典」がつくマジックの本には親しみを感じます。
とても内容が濃く本に載っていたマジックは現象が分かりやすくてとてもインパクトのあるモノばかりだと思います。
ちなみに私もよく本屋で立ち読みをしますが、どうしてもじっくり読みたい本は図書館で手に入れるようにしています。
とても内容が濃く本に載っていたマジックは現象が分かりやすくてとてもインパクトのあるモノばかりだと思います。
イカサマさん
これは、珍しく私が迷うことなく欲しいと思い購入した本です。いいですよね~。
マジックの本は一回読んで終わり、ではありませんから、じっくり読みたい本はやはり購入していつでも手に取れるようにしておきたいですね。とはいえ、なかなか追いついて行けないのが現状ですが。(汗)
これは、珍しく私が迷うことなく欲しいと思い購入した本です。いいですよね~。
マジックの本は一回読んで終わり、ではありませんから、じっくり読みたい本はやはり購入していつでも手に取れるようにしておきたいですね。とはいえ、なかなか追いついて行けないのが現状ですが。(汗)