2008-09

知的な距離感

「知的な距離感」
著者:前田 知洋  かんき出版
マジシャンにとって一番大切なことは、マジックのタネではない。観客を喜ばせ、観客に好かれることである。クロースアップマジックの第一人者・前田知洋を一流のエンターテイナーにした秘密は、絶妙な距離、間合いの取り方と、空気を読む力にあった! 人間関係が楽しくなり、人と会うのが楽しくなる一冊。 自分にとっても、相手にとっても心地よい距離感の取り方、「プライベートエリア」についてレクチャー。マジシャンとして活躍する著者が、その洗練された動きに隠された秘密を明らかにする。

最近買ったマジシャンの方が執筆した「マジックのやり方」ではない本の2冊目です。
以前紹介した、庄司タカヒト氏の本ほどではありませんが、マジックの体験談を通して語られている部分もあり、マジックをする者としても色々と参考になる内容だと思います。
ただ、こちらの方は、脳科学や行動心理学、建築学の話も交え、かなり教科書的なビジネス書っぽい印象を受けます。( ビジネス書でいいのかな? )以前書いたように私は氏のファンなのですが、ブログなどを拝見していると、(私が勝手に抱いているイメージなのではありますが)、その知的な発言からか、上流社会に住んでいるハイクラスな人物のイメージがします。

この本にもそれを感じる言葉がそこかしこに出てきます。たとえば、まえがき。 最後に「ロンドンにて」と締めくくられています。多分、氏が前回マジックサークルのメンバーに迎えられ、渡英した時に現地で執筆したのだと思いますが、知らない人が読めば「あぁ、この方は海外で執筆活動をなさったりする方なんだ」と思うかもしれません。本当は、ただ忙しくて時間がなく、ロンドンのホテルで書き上げたのかもしれないのですが、本当の所は私達にはわかりません。
ただ、どちらにしても「ロンドンにて」と書く必要はあったのだろうか?と疑問に思いました。

他にも、社交界の事とか、皇室、王室の方と話をする時に注意する点などを 「たとえ」として書かれていたりします。興味深い話ではありますが、全くピンとこないので共感して頷くことは難しく、残念ながらこの本に書かれていることが、なかなか私の心の奥まで入ってきませんでした。
なんだか本書を読み進めるごとに、前田氏との「距離」がどんどん遠くなってくように感じてしまいました。多分、賢くない私には知的過ぎる内容だったのかもしれません。また、先日読んだ、庄司タカヒト氏の本がとても共感できる親しみやすい内容だったので、どうしても比較してしまいこんな風に感じるのかもしれません。先にこちらの本を読めばよかったかも。と、後悔してしまいました。

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建築学建築学(けんちくがく、英:Architecture)とは、建築物の設計、歴史などについて研究する学問。構造、材料など工学的な側面と、デザイン、建築史について研究する芸術的、文化的な側面とを併せ持つ。かつての建築家はあらゆる課題の解決を行う必要があったが、現代で

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