見ただけで消えるカード
Princess Card Trick - Henry Hardinプリンセスカードトリック ヘンリー・ハーディン
(現象)
マジシャンは5枚の絵札を観客に見せ、1枚だけ見て覚えてもらいます。指差したり引いてもらったりしません。見るだけです。マジシャンはカードを閉じ、混ぜた後、その中から1枚抜き出してポケットに入れます。観客に思ったカードの名前を言ってもらい残った4枚を広げて見せると、そのカードはそこにはありません。マジシャンはポケットから先ほど入れたカードを取り出して見せると、まさにそれは観客が思ったカードなのです。
現象を読むと奇跡としか思えません。しかし、簡単にできてしまうから凄いです。
DARYLが発売したものを購入しましたが、原案はHenry Hardin氏だそうです。このマジック、レギュラーカードではできないので、こうして商品として販売されているのですが、書籍やレクチャーDVDなど色々な所で紹介されているので有名だと思います。また、ネットでオンラインマジックとしても時々見かけます。マルコ・テンペスト氏もCG映像を使用し、TVで演じていました。
最近発売になったガフカードとDVDがセットになった「パケット・キラー サイモン・ラベル Packet Killer Simon Lovell」にもこのマジックが紹介されています。
続けて、これを原案として生まれたと思われるマジックを紹介します。
The Limited Edition - Gordon Bean/Larry Jenningsリミテッド・エディション ゴードン・ビーン/ラリー・ジェニングス
(現象)
マジシャンはカードケースから、6枚のカードを取り出し説明します。
「このマジックはリミテッド・エディション(限定版)といいます。1度演じる度にカードが1枚ずつ減るので、もう6枚しか残っていません」
カードの表を観客に向けて広げて見せ、心の中で1枚のカードを選んでもらいます。観客がカードを覚えたらファンを閉じ、シャフルします。
「今、覚えたカードを忘れないで下さいね。カードのイメージが薄れていくと、本当のカードも消えてしまいますから。ん?もう、そうなったかもしれません」パケットを裏向きに広げてみると、印刷が消えブランクになっているカードが1枚あります。そのカードを3/4ほど引き出し、そのままゆっくり表返すと表側もブランクになっています。残りの5枚のカードは普通の状態で、その中に客のカードはありません。心に思っただけの観客のカード1枚のみが真っ白になってしまったのです。「これでこのマジックは、あと5回しかできません」マジシャンはカードケースにカードをしまいます。
観客が見て選んだカードがだけが真っ白になってしまう。というビジュアルなアプローチです。プリンセスカードトリックは1/5の確率で勘でも当たると思われるので、より不思議になっていると思います。こちらも特別なカードを使用し、簡単にできます。
この後、「The New Limited Edition」という新バージョンも発売されていますが、私は購入していません。現象だけ紹介すると、カードを見て選んだらその1角を破り取り、残りが白くなるという想像をしてもらう。カードを見ると実際に1枚のカードだけ一角が破り取られており、それが観客が覚えたカード。破られたカードのコーナーはカードケースから現れる。というものだそうです。またこれには、オリジナルの「リミテッド・エディション」を演じる為に必要なカードと手順も付属していて、ユージン・バーガー氏の手順、マックス・メイビン氏のアイデアも紹介されているそうです。
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