Dove Pan
引き続き、テンヨーのカタログから消えてしまったステージマジックを紹介します。
今回は、「ダブパン」です。日本語で言うと、「鳩鍋」ですが料理するわけではありません。
ダブパン
(現象)
マジシャンは金属製のなべを取り出し中を改めます。空っぽで何も入っていません。中に白いハンカチーフを入れフタをかぶせます。号令をかけてフタを開けるとハンカチーフは生きたハトに変化して出てきます。ハトの他にヒヨコ4~5羽を出すこともできます。1枚のハンカチーフが何十枚に増えるという現象も可能です。キャンデーや果物を出して観客にプレゼントすることもできます。
マジックの定番グッズですよね。超魔術やクロースアップマジックが流行った時代にマジックを始めた人には、おそらく全く興味のない道具なのではないでしょうか。
このテンヨーのダブパンは直径約17センチ、最後にカタログに掲載されたのが2004年でその時の価格が8000円。2011年と2012年に、「ダブパン ニュースタンダード」として価格10000円で復活しましたが、2013年のカタログには掲載されていませんでした。
幼少の頃からマジックをテレビで観て憧れていた私は、こういうベタな物をとっても欲しかったのです。この道具には思い出があり、中学生の時に東京へ個人的に遊びに行き、初めてデパートのテンヨーマジック売り場に行きました。ウィンドウに並ぶ道具の数々に心ときめく私。そして、最初に買ったのがこのダブパンでした。当時の価格は4000円。こんな金属の大きな道具がこの値段で買えるなんて安い!と思った記憶があります。
で、解説書を読んでそのシンプルさに感心。だってスイッチとか何もないんですよ。セットさえしておけば、あとは「蓋を閉めておまじないをかけて開けるだけ」。これを魔法と言います。
上の写真に写っているボールのような取り出し道具はテンヨー製ではありませんが、名前がそのままネタバレしている「バネまり」(笑)テンヨー製の取り出し用具では、「バネ花」とか「くす玉」とか「ミリオンフラワー」を、もちろん買いました。ちなみに「バネ花」は2003年、「くす玉」は2004年のカタログに掲載されたのが最後でした。
当時、フラッシュペーパーやコットンにも凝ってまして、炎と共に飼っていたインコが出現!とかもやってました。(笑)やはり生き物が出るって物凄く効果的なんだと知った瞬間でした。
当時飼っていたインコの名前はピーちゃん。とても仲良しでいつも私の肩の上で遊んでました。
ちなみに、テンヨーは東京ディズニーランドのマジックショップでオープン当初に輸入品を多数販売しており、西ドイツのマジックメーカー The Magic Hands製のダブパンを販売しています。
左の写真は当時テンヨーが発行していた、ディズニーランドのマジックショップ用カタログ。手元に3冊くらいあるのですが、輸入商品の取り扱いを止めたようで4冊目は送られてきませんでした。
このダブパン、なんだかんだ言って簡単で効果的ですから、今でも色々なメーカーが販売しています。サイズも様々で2回変化させることができる物もあります。アイデアは無限ですから、卵がハトに。小麦粉と卵を入れてバースデーケーキに、とかいくらでも応用が可能ですよね。
例のごとく、ネットで調べてみました。
左上から、
Super Pan - Morrissey Magic製 30センチくらいある大きな物です。
Dove Pan - 銅と真鍮製。Rings-N-Things製。
The Candy Pan - プラスティック製の安価な物です。
ハトだとDove Panですが、サイズによって、Duck(アヒル)Pan、Chick(ヒヨコ)Pan などの名前が付いています。ミニチュア好きの私としては、手のひらサイズ、直径5センチくらいのがあったらいいなとか思ったり。(何に使うんだ?)
この道具を使って変化または出現させたもので、変わったものって何があるかな?と考えたら、すぐに Penn& Tellerのこのマジックを思い出しました。以下をクリックしてご覧ください。
「The Unpleasant World of Penn & Teller」
注意:ペン&テラーらしいマジックですので覚悟してご覧ください。
今回は、「ダブパン」です。日本語で言うと、「鳩鍋」ですが料理するわけではありません。
ダブパン
(現象)
マジシャンは金属製のなべを取り出し中を改めます。空っぽで何も入っていません。中に白いハンカチーフを入れフタをかぶせます。号令をかけてフタを開けるとハンカチーフは生きたハトに変化して出てきます。ハトの他にヒヨコ4~5羽を出すこともできます。1枚のハンカチーフが何十枚に増えるという現象も可能です。キャンデーや果物を出して観客にプレゼントすることもできます。
マジックの定番グッズですよね。超魔術やクロースアップマジックが流行った時代にマジックを始めた人には、おそらく全く興味のない道具なのではないでしょうか。
このテンヨーのダブパンは直径約17センチ、最後にカタログに掲載されたのが2004年でその時の価格が8000円。2011年と2012年に、「ダブパン ニュースタンダード」として価格10000円で復活しましたが、2013年のカタログには掲載されていませんでした。
幼少の頃からマジックをテレビで観て憧れていた私は、こういうベタな物をとっても欲しかったのです。この道具には思い出があり、中学生の時に東京へ個人的に遊びに行き、初めてデパートのテンヨーマジック売り場に行きました。ウィンドウに並ぶ道具の数々に心ときめく私。そして、最初に買ったのがこのダブパンでした。当時の価格は4000円。こんな金属の大きな道具がこの値段で買えるなんて安い!と思った記憶があります。
で、解説書を読んでそのシンプルさに感心。だってスイッチとか何もないんですよ。セットさえしておけば、あとは「蓋を閉めておまじないをかけて開けるだけ」。これを魔法と言います。
上の写真に写っているボールのような取り出し道具はテンヨー製ではありませんが、名前がそのままネタバレしている「バネまり」(笑)テンヨー製の取り出し用具では、「バネ花」とか「くす玉」とか「ミリオンフラワー」を、もちろん買いました。ちなみに「バネ花」は2003年、「くす玉」は2004年のカタログに掲載されたのが最後でした。
当時、フラッシュペーパーやコットンにも凝ってまして、炎と共に飼っていたインコが出現!とかもやってました。(笑)やはり生き物が出るって物凄く効果的なんだと知った瞬間でした。
当時飼っていたインコの名前はピーちゃん。とても仲良しでいつも私の肩の上で遊んでました。
ちなみに、テンヨーは東京ディズニーランドのマジックショップでオープン当初に輸入品を多数販売しており、西ドイツのマジックメーカー The Magic Hands製のダブパンを販売しています。
左の写真は当時テンヨーが発行していた、ディズニーランドのマジックショップ用カタログ。手元に3冊くらいあるのですが、輸入商品の取り扱いを止めたようで4冊目は送られてきませんでした。
このダブパン、なんだかんだ言って簡単で効果的ですから、今でも色々なメーカーが販売しています。サイズも様々で2回変化させることができる物もあります。アイデアは無限ですから、卵がハトに。小麦粉と卵を入れてバースデーケーキに、とかいくらでも応用が可能ですよね。
例のごとく、ネットで調べてみました。
左上から、
Super Pan - Morrissey Magic製 30センチくらいある大きな物です。
Dove Pan - 銅と真鍮製。Rings-N-Things製。
The Candy Pan - プラスティック製の安価な物です。
ハトだとDove Panですが、サイズによって、Duck(アヒル)Pan、Chick(ヒヨコ)Pan などの名前が付いています。ミニチュア好きの私としては、手のひらサイズ、直径5センチくらいのがあったらいいなとか思ったり。(何に使うんだ?)
この道具を使って変化または出現させたもので、変わったものって何があるかな?と考えたら、すぐに Penn& Tellerのこのマジックを思い出しました。以下をクリックしてご覧ください。
「The Unpleasant World of Penn & Teller」
注意:ペン&テラーらしいマジックですので覚悟してご覧ください。
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