Les Misérables

監督:トム フーパー
出演:ヒュー ジャックマン、ラッセル クロウ、アン ハサウェイ
ストーリー
19年の服役後、仮釈放となったジャン・バルジャン。彼は宿を借りた司教の家の銀器を盗むが、司教は彼を許し、バルジャンは実も心も生まれ変わることを決意する。8年後、彼は市長にまでなっていた。バルジャンはファンテーヌという娼婦と知りあい、彼女の娘・コゼットを里親から取り戻すと約束をする。しかしある刑事の出現をきっかけに、彼の過去が暴かれることとなり、彼は自分の正体を告白し、コゼットを連れて逃亡する…。
世界43カ国、21ヶ国語で上演され、各国の劇場観客動員数記録を塗り替えるとともに、27年間という驚異的ロングランと6千万人を超える動員数を達成した伝説の大ヒット舞台ミュージカルの映画版です。
とはいえ、私は子供の頃に本で原作を読んだくらいで、正直あまりストーリーも覚えてませんでした。まぁその方が知りすぎているより、純粋に映画として観ることができたと思います。
歌で紡がれる物語が流れるように進み、すべての登場人物が全身全霊で語りかけてくるのでその圧倒的なパワーに鳥肌が立ち、心を揺さぶられっぱなしでした。
ヒュー ジャックマン、ラッセル クロウ、アン ハサウェイなど、有名俳優がそろい踏みの作品です。
最初こそワイルドかつ繊細なイメージを持ち、ミュージカルも得意なヒュージャックマンは流石だなとか、ラッセルクロウも歌えるんだな、とか思って観ていましたが、すぐに物語の渦に飲み込まれて心を奪われてしまいました。特に、アンハサウェイ演じるフォンティーヌが精神的にぼろぼろになりながら歌う、「I Dreamed a Dream」(スーザンボイルが歌ったのでご存じの方が多いかも)のシーンは本当に素晴らしく、涙なしには観る事ができません。
レ・ミゼラブルは、「悲惨な人々」の意味だそうで、このタイトルだけ聞いて意味がわからず、何となく硬くて難しい歴史絵巻を想像するかもしれません。実は私もそんなイメージを持っていました。しかしこれはそうではなく、時代に翻弄される人々の純粋な愛の物語。映画が終わり館内が明るくなり、隣の席の友人と顔を見合わせて同時に発した言葉は、「凄い・・」でした。
こうして私がつたない文章で感想を書くのもおこがましい、と今感じています。
少しでも興味をお持ちなら是非、映画館でご覧になってください。
公式サイトはこちらです。→ 映画「レ・ミゼラブル」
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