Maleficent

監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、シャールト・コプリー、エル・ファニング、サム・ライリー
あなたを守るために今
強くなろう かなしみの影の私に
よろこび うたってくれた
そして今 光さす
愛を知る あなたは私の夢
苦しみも消えてゆく
強くなろう 守るため
ONCE UPON A DREAM
1959年のディズニーのアニメーション映画「眠れる森の美女」の挿入歌、「ONCE UPON A DREAM」は、オーロラ姫からフィリップ王子への恋心を歌ったロマンティックな曲。
今回の映画、「マレフィセント」では英語の歌詞は同じですが、日本語吹替版、主題歌はマレフィセントの視点からの歌詞になっています。英語の歌を最初に聞いた時、アンジェリーナ・ジョリー本人が歌っていると勘違いしました。Lana Del Reyというシンガーソングライターの方です。
日本語の歌詞を紹介しましたが、私は例のごとく英語版で観ました。
今時の表現で言うと、「眠れる森の美女」のスピンオフムービー。物語に出てくる邪悪な妖精
(今回そう表現されてるけれど、私は「悪い魔法使い」って言いたい)を主役として、その生い立ちから描く、いわばエピソード1。ストーリーは言ってしまうとつまらないので書きませんが、もちろん私の知っているあの物語とは違う物でした。
日本の昔話でも、昔々あるところにいいおじいさんと悪いおじいさんがいました。なんて言ったりしますが、「悪い人」でも、その人がそうなってしまった理由があったりします。そしてよい人でも実はダークサイドがあったりします。おとぎ話って都合よく話が進みますよね。でも見えない部分、語られない部分を知るべきで、思い込みで勝手にお話の表面だけ見て受け入れるものじゃない、と考えさせられる奥深いストーリー。(っていう見方をするとおもしろい)
あれこれ言っていますが、あまり期待しなかったこともありものすごくおもしろかったのです。
登場キャラクターがみな魅力的で感情移入してウルウルしてしまうシーンもありました。これは
オリジナルの「眠れる森の美女」の話を知っているからこそ得られた感情だと思います。
あと・・・・あ、これは言わない方がいいですね。
予告編を見るととってもダークな怖い映画に思えるかも知れませんが、ディズニーですからそんなことは全然ありません。オープニングからニヤッとさせられますよ。
公式ホームページはこちらです。→「マレフィセント」