Chad Long's Magic DVD

Black-Red-Blank
デックを一組取り出しますが全て黒いスーツのカードです。しかし次の瞬間、全て赤いスーツに変化。次に全部白いカードになり、最後には赤、黒のスーツのある普通のデックになります。
レギュラー・デック一組で演じています。どう演じているのか想像はつくのですが、そうは見えないんですよね。解説を見て、「本当にさっきそうやってましたか?」と思っちゃいます。うまいなぁ~。
Oil & Water
赤のカード4枚と黒のカード4枚を交互に重ねていきますが、閉じて再び広げると赤と黒に分かれています。
エクストラカードを使っていないのでとてもクリーン。確実に交互になっているのを確認したはずなのに・・・解説を見て感心。そういう解決法とは、大胆ですねーでも上手いなぁ~。
Full Deck Oil & Water
赤と黒のカードを数枚ずつ交互に手の上に重ねていき、1組が良く混ざった状態にします。
このデックをテーブルにスプレッドすると見事に赤と黒が分かれています。
鮮やかな現象。それがこんな方法で演じられるとは、氏の解説を見ると毎回、最初の実演で本当に同じことやっていたのか疑問に思ってしまいます。それほどナチュラルなんですよね。
Another Rumor
4枚のAをテーブルに置き、デックから1枚のカードを覚えてもらいます。(ハートのJとします)先程のAのパケットを広げると、選ばれたカードと同じスーツ(ハート)が裏返っています。次にデックを弾くと1枚のカードが飛び出てきますが、それはさっき裏返ったはずのAです。テーブル上の裏向きのカードをめくると選ばれたカード(ハートのJ)に変化しています。この2枚のがもう一度入れ替わり、最後は4枚のAがいつのまにか4枚のJになっています。
かなり前にYouTubeで、「あ、これはいいなぁ。わかりやすくて意外なラストでおもしろいなぁ~」と思ったマジックがあり、それがこのChad Long氏のAnother Rumorでした。本人が演じているものではありませんが、これがChad Long氏に興味をもったきっかけとなりました。ちょっとマジックを観慣れた観客にひとつだけ何か見せるのによいマジックだと思います。
Coins From Purse?
小銭入れ(パース)をテーブル上で転がすと次々とコインが現れます。
ダンフレッシュマンのロール・オーバー・コインのバリエーションです。あれはあれで鮮やかですが、これはパースを使う事によって難易度が低くなっています。ただパースが小さいのでカードでやるよりは角度に注意が必要かも。
Okito Revers-enmbly
4枚のコインのうち1枚をコインボックスに入れます。1ボックス3コインを4隅に置いてそれぞれ上からカードをかぶせます。そしてコインが1枚ずつコインボックスの中へと移動します。4枚とも集まったコインボックスを取り上げ、再度中身を確認すると、なんと空になっており、コインは最初に置いた4隅に戻っています。
ボストン・ボックスを使ったコインアセンブリー。遠くから見るとコインボックスに入っているコインが確認してくいんですよね。実はそれが、「私がコインボックスのマジックをやらなくなった理由」です。ともあれ、これもおもしろい。
Y.A.C (Yet Another Collector)
4枚のKを置き、ハートのA,2,3をデックにバラバラに差し込みます。リーダーのキング1枚が、デックを巡回してからパケットに戻ると、ハートのA,2,3はすでに各Kの間に挟まれています。
とても鮮やか!4枚のKを最初にテーブルに置いてから、マジシャンは触ってなくない?と思わせる説得力があります。それにしても解決法が大胆で、目からうろこでした。
The Vanishing Finger Ring
指にしっかりはまった指輪を、ペンで一叩すると消えてしまいます。
指輪のアイデアはいいですねぇ。子供の頃、たまたまこのリングと同じ状態のものを持っていて、似たようなことをしていたのを思い出しました。
The Shuffling Lesson
マジシャンはデックをシャフルした後、半分を観客に渡します。ここから観客はマジシャンの指示通り、色々な法でカードをシャフルしたり、カットしたりします。しかし、それぞれのパケットを4つの山に分けると、マジシャンが作った山のトップからはKが現れ、観客のカードのトップを見てもらうと4枚のAが出てきます。
最初に観客にカードを渡して始め、最後までマジシャンは観客のカードに触らないので、とても不思議なマジックだと思います。基本は、私も、「マジックを見るのが初心者の観客」に時々演じる古典的なマジックですが、こうやって見せることによって、不思議さパワーアップ。これを見て以来この方法で演じています。
Flash Coins
小さく丸めたフラッシュペーパーに火を付け、放り投げるとコインが出現します。同じようにコインを3枚出現させます。2枚をパースに入れ、1枚に火の付いたフラッシュ・ペーパーを投げつけます。するとその1枚は消失し、パースの中に移動します。
同じ演出を誰かがやっていたと思いますが、このフラッシュペーパーを使った出現消失は鮮やかです。観客的には、マジックの現象よりも「きれいに燃えつきて消えてしまう紙(フラッシュペーパー)」の方が不思議に見えるかもしれませんが。
ホームメイドDVDなのか画質があまりよくなく、途中で数十秒一時停止になってしまうことも何度かありました。演技解説中、何度も咳をするのでおかしいなと思って見ていたら、途中で「風邪ひいちゃって・・」だって。体調のいい時に撮りなさい。あと、ここ失敗してるから撮り直した方がいいんじゃないのかな?と思う部分もあるのですが・・・

このチャド ロングDVDは2巻、3巻も出ているのですが持ってないです。欲しいかも。