Slurp

(現象)
マジシャンは1組のカードから観客に一枚カードを選んでもらいます。それを戻してもらったらよく切り混ぜてもらい、そのままデックを持っていてもらいます。マジシャンはこの状態で観客のカードが上から何枚目にあるか当てると言います。もしはずれたら特別製の赤ワインをご馳走すると言います。そしてワインが一杯に入ったグラスの絵が描かれたカードの束を取り出し、観客に見せます。
グラスの柄には値札がついており、観客がキープする為そこにサインをしてもらいます。
マジシャンは精神を集中し、観客の選んだカードは上から22枚目にあると言います。そして観客に1枚ずつカードをテーブルに配っていってもらい、22枚目で止めてもらいます。観客の選んだカードを言ってもらいます。ハートの3です。22枚目のカードを見てみると・・・スペードの10。
ハズレです。失敗してしまいました。

そして、そのカードを裏返し小さなグラスの上でギュッ!としぼると、なんとカードからワインが出てきてグラスに注がれます。そしてカードの表を見ると、絵のグラスの中は空っぽになっており、しかもそのしずくが 「ハートの3」と観客のカードを示しているのです。もちろんそのカードには観客のサインが入っています。
マジックファンの方なら写真を見たすぐにピンとくる、あの原理を使っているのですが、アイデアがとてもユニークです。本物の液体がカードから出てくるのですが、想像したより大き目のギミックが付いてきて、難易度が高めに感じました。しかも、出てくる液体の量が少なく、「注がれる」というほど出ません。何とかならないかなと考えたのですが、液体の扱いは難しいですねぇ。
マジック革命 セロ
「マジック革命!セロ!TV初公開ステージサプライズスペシャル」
セロの特番を観たので、感想をメモしておきます。
オープニングの車の消失&出現はいいですね。やっぱりイリュージョン好き。かっこいい。
ネットの番組情報欄に書かれていた、「ステージとストリートの融合」ってこういう事なのかと納得。いい演出で、車が消えた後のカーディーラーの方の最後の一言が抜群でした。
「ステージマジック」も、初めてフル演技を観る事ができてよかった。長くマジックをしている人なら初めてみたセロのマジックはこのお札のプロダクションだったのではないでしょうか?
陶芸教室や美容室のマジックは、現象は思いついたとしても実際にこうやってビジュアルに形にするって凄いなぁと感心。また、毛糸という素材だけを使ってこれだけ想像力を働かせて手順を組み、最後にステージマジックにまで発展させるのもお見事です。
新潟県の廃校になる小学校を訪問してのマジックは、いいですね。こうやってマジックを通して多くの人々に感動を与えたい、喜ばせたいという純粋な気持ちが今回も感じられました。テーブルをペンやコインが貫通するマジックは、これだけぴったりと周りを囲まれていても十分効果を発揮するよいマジックだという事を再確認。コップを使わないのがミソですね。
一番色々な意味で心配していたのが、最後の水中脱出。私、脱出マジックってちょっと苦手なんですよね。普通は結構早い段階でカーテンを上げるのに、何分もそのままだったのでマジで心配に。でも、最後は期待通りの演出の脱出で満足。命からがら息を切らせて脱出って好きじゃないですからね。昔、あのDavid Copperfield もそんな水中脱出やっててがっかりしました。
今回もバラエティに富んでいて、楽しめました。次回もイリュージョンに期待。
セロの特番を観たので、感想をメモしておきます。
オープニングの車の消失&出現はいいですね。やっぱりイリュージョン好き。かっこいい。
ネットの番組情報欄に書かれていた、「ステージとストリートの融合」ってこういう事なのかと納得。いい演出で、車が消えた後のカーディーラーの方の最後の一言が抜群でした。
「ステージマジック」も、初めてフル演技を観る事ができてよかった。長くマジックをしている人なら初めてみたセロのマジックはこのお札のプロダクションだったのではないでしょうか?
陶芸教室や美容室のマジックは、現象は思いついたとしても実際にこうやってビジュアルに形にするって凄いなぁと感心。また、毛糸という素材だけを使ってこれだけ想像力を働かせて手順を組み、最後にステージマジックにまで発展させるのもお見事です。
新潟県の廃校になる小学校を訪問してのマジックは、いいですね。こうやってマジックを通して多くの人々に感動を与えたい、喜ばせたいという純粋な気持ちが今回も感じられました。テーブルをペンやコインが貫通するマジックは、これだけぴったりと周りを囲まれていても十分効果を発揮するよいマジックだという事を再確認。コップを使わないのがミソですね。
一番色々な意味で心配していたのが、最後の水中脱出。私、脱出マジックってちょっと苦手なんですよね。普通は結構早い段階でカーテンを上げるのに、何分もそのままだったのでマジで心配に。でも、最後は期待通りの演出の脱出で満足。命からがら息を切らせて脱出って好きじゃないですからね。昔、あのDavid Copperfield もそんな水中脱出やっててがっかりしました。
今回もバラエティに富んでいて、楽しめました。次回もイリュージョンに期待。
第81回アカデミー賞
本日、第81回アカデミー賞の発表がありました。主な結果は以下の通りです。
作品賞 : 「スラムドッグ$ミリオネア」(Slumdog Millionaire)
監督賞 : ダニー・ボイル 「スラムドッグ$ミリオネア」
主演男優賞 : ショーン・ペン 「Milk」
主演女優賞 : ケイト・ウィンスレット 「愛を読むひと」
助演男優賞 : ヒース・レジャー 「ダークナイト」
助演女優賞 : ペネロペ・クルス 「それでも恋するバルセロナ」
長編アニメ賞 : 「ウォーリー」
短編アニメ賞 : 「つみきのいえ」 加藤久仁生監督作品
外国語映画賞 : 「おくりびと」
最多13部門にノミネートされていた、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は、主要部門すべてを逃してしまい結局3部門を受賞。10部門にノミネートされていた、「スラムドッグ$ミリオネア」は作品賞・監督賞など主要部門を含め、最多8部門を受賞しました。個人的には、好きなイギリス人映画監督、ダニー・ボイル氏が、アメリカのアカデミー賞で受賞したのがとてもうれしい。「スラムドッグ$ミリオネア」はまだ日本で公開されていないので早く観たいなぁ。(4月公開予定だそうです)
話題になっているのはノミネートされていた日本作品が2作品とも受賞した事。
短編アニメの「つみきのいえ」はとても切なくて感動的な作品です。他のノミネート作品を観ていないのですが、受賞するのも納得。外国語映画賞受賞の、「おくりびと」実は気になってはいたものの、観損ねてしまったので、これから観ようと思います。来月DVDが発売されるようです。
以前は、アメリカ人によるアメリカの為のアカデミー賞だった記憶があるのですが、こうやってあらためてみると以前に比べて他の国の文化を受け入れて、理解し評価する傾向にあるように感じられます。アカデミー会員のみなさんが高齢化したのが理由なのかもしれませんが。(^^;
オスカーオフィシャルサイトで(英語)で授賞式の動画を観る事ができます。

監督賞 : ダニー・ボイル 「スラムドッグ$ミリオネア」
主演男優賞 : ショーン・ペン 「Milk」
主演女優賞 : ケイト・ウィンスレット 「愛を読むひと」
助演男優賞 : ヒース・レジャー 「ダークナイト」
助演女優賞 : ペネロペ・クルス 「それでも恋するバルセロナ」
長編アニメ賞 : 「ウォーリー」
短編アニメ賞 : 「つみきのいえ」 加藤久仁生監督作品
外国語映画賞 : 「おくりびと」
最多13部門にノミネートされていた、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は、主要部門すべてを逃してしまい結局3部門を受賞。10部門にノミネートされていた、「スラムドッグ$ミリオネア」は作品賞・監督賞など主要部門を含め、最多8部門を受賞しました。個人的には、好きなイギリス人映画監督、ダニー・ボイル氏が、アメリカのアカデミー賞で受賞したのがとてもうれしい。「スラムドッグ$ミリオネア」はまだ日本で公開されていないので早く観たいなぁ。(4月公開予定だそうです)
話題になっているのはノミネートされていた日本作品が2作品とも受賞した事。
短編アニメの「つみきのいえ」はとても切なくて感動的な作品です。他のノミネート作品を観ていないのですが、受賞するのも納得。外国語映画賞受賞の、「おくりびと」実は気になってはいたものの、観損ねてしまったので、これから観ようと思います。来月DVDが発売されるようです。
以前は、アメリカ人によるアメリカの為のアカデミー賞だった記憶があるのですが、こうやってあらためてみると以前に比べて他の国の文化を受け入れて、理解し評価する傾向にあるように感じられます。アカデミー会員のみなさんが高齢化したのが理由なのかもしれませんが。(^^;
オスカーオフィシャルサイトで(英語)で授賞式の動画を観る事ができます。
空中浮遊

私が最初に浮かび方を知ったのは、「ビデオ PAUL HARRIS #5 CLOSE UP ASTONISHMENT」に収録されていた、Balducci levitation でした。考案者はEd Balducci氏。
道具も何も使わずに左の画像の状態から数センチ浮かび上がるいうもの。有名(?)ですよね。でも、これどうも説得力が弱いというか私には浮いているように見えませんでした。

ちなみに、Balducci levitationだけを解説したMichael Maxwell氏のDVD「Self Levitation」も発売されています。
また、同じようなレビテーションのレクチャーDVDが、ellusionistから発売されています。 Corey King氏が考案した「King Rising Levitation」で、これも一見、Balducci levitationのように見えるのですが、両方の靴がはっきりみえるので、もっと両足が浮いているという説得力がある現象になっています。ただこれも同様に結構見せる角度が限定されます。同じく特別な道具なしで演じられるので、バリエーションのアイデアとしてはおもしろい方法だと思いました。

上記の二つの方法が、後ろまたは斜め後ろからしか観客に見せる事ができないのに対して、これは左の画像のように前からでも、もっとはっきりと(?)浮かんでいるという状態を見せる事ができます。でも、さすがにこれは即席でできる方法ではなく、ギミックを自作する必要があります。あるものを買ってきて仕掛けを施すのですが、結構大変そうです。動画をこちら。
ちなみのこちらはDVDではなくレクチャーノートです。

まず、Andrew Mayne氏の「The Pocket Levitator」。マジシャンが上着を脱ぎ、足の部分を覆います。靴は見えたままですが、そのまま足が浮かび上がるというもの。これはちょっとしたギミックを使用するのですが、「Wild levitation 」という全く道具を使わないで行う方法も発表(発売)されています。こちらの方が即席でできて賢い方法かもしれません。
同じようなアイデアでその他にも、 Bob McAllister氏の「Walking on Air」というマジックグッズも発売されました。マジシャンはバックから大きな布を取り出し、足を覆いますが靴は見えたままにします。そしてそのまま浮かび上がります。上記のマジックが床から数センチ浮かぶのに対して、こちらは20センチくらい浮かび上がる事が可能です。
このマジックグッズはマジェイア氏のサイトでも紹介されています。
Andrew Mayne氏は浮遊を集めた「Touching Sky」というレクチャノートを発売しています。

・Airborne - 椅子の上に立って下半身を布で多い、両膝をまげて浮かんでいる状態になるというもの。
・Floating on the Edge - Pocket Levitatorを即席で行う。
・Mid-Air - 脚立の上にあぐらをかいた状態で浮かぶ。
・Suspension of Disbelief - 2つの椅子の上に横になったアシスタントに布をかけ浮かび上がる。昔からある方法。
The Street Levitation - Balducci levitation

このマジック、とあるコンベンションでディーラーの方にみせてもらったことがあるのですが、2mくらいしか離れていなかったのにわかりませんでした。
随分後になって購入してみたのですが、説明を読んで 「どうしてわからなかったのだろう?(^^;」と、不思議に思いました。見事なイリュージョンです。ただこれもギミックを作成しなくてはならず、主な材料は付いていたのですが、うまく製作する自信がなくて結局作らずじまいになりました。動画はこちら←からご覧下さい。

私は購入していないのですが、ネットに解説映像がたくさん落ちていたのでそれを見てしまいました。(汗)
現象は地面から50センチくらいゆっくりと浮かび上がる事ができるもので、観客に背後から見てもらうタイプのものです。これも「Fantastic Floatation」同様、うまくギミックをつくるのは大変そうです。
動画はこちら←からご覧になれます。
似たような現象で、Aaron Paterson氏考案の「Icarus Effect」という商品も発売されました。
こちら←で動画をみるとわかりますが、クリス・エンジェルのレビテーションを前向きで行う感じです。DVDとギミック製作キットのセットのようですが、$395って値段が凄いですね。

また、氏は地面に寝た状態で数センチ(?)浮かんだ状態になる、「Gravitate」というマジックも160ドルくらい発売していますが、動画を観る限り現象がとてもわかりにくいです。
更に昨年末頃、「ONE」という新しい浮遊マジックを発売したのですが、動画を見る限りElevatorと何が違うのかさっぱりわかりません。演技時間短すぎで何をやってるのかわかりにくいですし。
動画は以下のリンクからどうぞ。画質がよくないのでわかりにくいのですが・・
「Elevator」、「Elevator2」、「Gravitate」、「ONE」

こちら←と→こちらで動画を見ることができます。このメーカーの動画はいつもきれいで上手いですね。ちなみにこのメーカーの商品はDVDではなくレクチャーノートで、そこに書いてあるアドレス、パスワードからウェブサイトにアクセス可能になり、フォーラムに参加できます。
これも基本的な考え方は変わりませんが、ギミックの構造が今までにはなかったものでした。私が最初に「Zero gravity」 を見た時に、こうなってるのかなぁと想像した物に近かったです。ただ、これもギミックを作るのが難しそうで、実演できていません。動画で演じている方は、とても浮遊感が出ていて、うまいですね。
色々紹介してきましたが、ほとんどのマジックが地面から数センチ浮くというもので、正直言って、地味な感じです。(偉そうに)今回この記事を書くために検索していたら、私の知らない浮遊マジックも色々と見つかりました。また、種明かしサイトや動画も多くてため息が出ちゃいました。
これからも色々な浮遊マジックが発表されると思いますが、21世紀なんですからそろそろ普通に浮かべてもいいんじゃないかな、と思っているのですが。
Ten Foot Pole

Ten Foot Pole
シルベスター・ザ・ジェスターの
10フット(約3メートル)のポール
(現象)
マジシャンは帽子に手を入れると、中から3メートルくらいの木の棒を取り出します。
帽子以外に袋やポケットからも出せます。

このマジック、テレビではナポレオンズさんが時々演じているので、ご覧になった方も多いかもしれません。10年以上前に発売され話題になったグッズです。アピアリングケーンなどとは全く違うアイデアによる物ということで、「いったいどんなものなのだろう?」と、購入してみました。実物を見れば納得の原理なのですが、なかなかうまく実用化するのか難しかったかも。実際私の買った物は1年もしない内に劣化して、壊れ始めました。あぁ・・・(涙)空中に突然出現するほどパワフルでしたが、素材に問題があったようです。
その後、この原理を利用した商品が次々と発売されました。
思いつくままに書いてみると、竹の棒、スコップ、モップ、マイクスタンド、蛍光灯、ビリヤードのキュー、ストロー、ウォンド、クレヨン、鉛筆、他にもあったかな?でも、ダン・シルベスター氏の商品はオリジナルの物だけで、どうやらこれらの商品にはかかわっていないようです。
あ、商品名は10 foot となっていますが、実際出現した時の棒の長さは8 foot しかありません。足りない分は自分のを使って補ってくれというアメリカンジョークのようです、笑えません。

ついでに紹介しますが、左の写真のマジックウォンドも同じ原理で出来ており、空中に突然出現させたり、小さな財布から取り出す事ができます。昔からあるタイプのアピアリングウォンドと比べて、強度の点で心配な感じですが、お呪いをかけるのに使うくらいなら平気でお手軽です。
<追記>
2010年「驚愕の出現!飛び出す!?ステッキ」の名前で、100円ショップで販売されました。
BOOKS

初めて見たのは随分前で洋書だったけれど、大人気で日本語版が発売されてました。どんな本かというと、しかけ絵本で、ページを開くたびにウマ、ニワトリ、イヌ、ネコ、ワシなどの動物が、まるで生きているかのように動くというもの。上のリンクに動画がありますが、もう少し画質のよいものがYoutubeにあったので、ご覧になりたい方はこちらをクリック。動画の本は英語版のものです。
う~ん、さすが私の友人、長い付き合いだけあって私の好みを知ってらっしゃる。ありがとう。(^^今回、この本についてネットで調べたら、結構品切れになっていて人気の程を知りました。
先日、市内の図書館にかなり久しぶりに足を運びマジック関連の本のコーナーへ行ったら、「復刻奇術研究」が1期~3期まで9冊ずらりと並んで置いてあり驚いてしまいました。普通の書店に置かれるような書籍ではないので、目にする事なんてないだろうと思っていたのにこんな所でお目にかかるとは。奇術研究に関してはマジェイア氏のサイトでその存在を知りました。
昔の本とはいえ字が小さめで内容がとても濃い雑誌です。様々なコーナーがあってとても楽しい。特に、時代を感じさせるマジックグッズの広告に胸がときめいたのですが、その中に私が以前このブログで書いた「ダンシング・アンブレラ」があって、思わず声が出てしまいました。
また、執筆者の中に根本 毅氏の名前を発見、「ファニーランド」というコーナーを担当しており、毎回おもしろいマジックやジョークを紹介しています。あ!もしかしてミスターマジシャンで販売されていた書籍「ファニーランド」、今でも販売されている「続・ファニーランド」はこの記事をまとめたものなのでしょうか?本来の目的を忘れて読みふけってしまったのですが、分厚い本で何冊もありますから全部目を通せる訳もなく閉館時間になりました。また、読みに行きたいと思います。
いつも本を買っていた書店が、改装のため閉店してしまいました。
あまり行ったことのない別の書店に行ってみると、どこに何の本が置かれているのかよくわからず、居心地悪いんですよね。いつもの書店は本の在庫検索できる器械があるのも便利でした。それに一番の問題は、そこはマジック関連本の品揃えがよくて、毎回「ザ・マジック」を仕入れてくれる唯一の書店だった事。う~ん、次の号はどこで買えるのやら。
High Five Escalator

それが、「High Five Escalator」
High Fiveというのは、スポーツ選手などが好プレーをした時にやっている日本語英語でいう「ハイタッチ」の事です。
場所はニューヨーク、朝8:30。ラッシュアワーで混み合う地下鉄駅構内のエスカレーター。
こちら←をクリックしてご覧下さい。
この大きなエスカレーターは乗り換えの為に毎朝大変多くの人で混みあい、通勤している人々にとって、とても憂鬱なエリアで嫌なムードが立ち込めているのだそうです。
ロブは45分間に2000人以上の人とハイファイブをしたそうです。簡単なアイデアですが、これだけの事で平凡でつまらない日常が特別な一日になる素敵なイベントですね。事実、多くの人が笑顔でエスカレーターを降りていったそうです。きっとみなさん翌日もロブを探したことでしょう。
こちら←にこのミッションのレポートがあり、素敵な写真をたくさん見ることができます。
以前、ご紹介した「Free Hugs Campaign」を思い出して、また観てしまいました。
The Curious Case of Benjamin Button

監督 :デビッド・フィンチャー
製作 :フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
出演 : ブラッド・ピット 、 ケイト・ブランシェット 、 ティルダ・スウィントン 、ジェイソン・フレミング
<ストーリー>
1918年のニューオーリンズ。ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。しかしその赤ん坊はまるで80歳の老人のような容貌をしていた。ショックを受けた父親はその子を老人養護施設に置き去りにしてしまう。そして、施設を営む黒人女性クイニーに拾われ、ベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられた。しかし、彼は成長するにつれ髪が増え、皺が減り、普通の人間とは逆に若返っていく・・・
1月22日、第81回アカデミー賞ノミネートの発表があり、この映画は作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞など最多13部門にノミネーションを獲得しています。
ちなみにアカデミー賞授賞式は2月22日です。
通常とは逆に老人として生まれて次第に若返っていくベンジャミンには、一体どんな人生が待ち構えているのだろうと、期待してみました。しかし、確かにベンジャミンは見た目は時をさかのぼる様に生きてゆきますが、過去の出来事をやり直せるわけではありません。私達と同じように一度きりの人生です。特別な境遇の彼の目を通して世間を見ることによって気づかされる事は多いですが、普通の人間の人生とそれほど大きな違いがないことに驚かされました。
人生は偶然の積み重ねで出来上がっていきます。もし、きのう家を出るのが5分早かったら、全く違う人生を歩む事になっていたかもしれません。一般的に言う「運命」というのは、決して非現実的な考え方ではなく、そのような時間のいたずらの事だと解釈することもできます。
映画をただの娯楽としか思わない人はもちろんですが、子供はこの映画を観ても楽しめないかもしれません。ただ、この場合の「子供」というのは年齢が若いという意味ではありません。人生経験が少なくても、人の人生を観て真剣に考える事ができる人には得るものが多いと思います。
人生は出会いと別れの繰り返しです。とかく出会いを軽視しがちな現代の人々に、人との出会いも偶然ではなく必然なのだとあらためて教えてくれているように感じました。
今、その物が手元にあることを、その人がそばにいることを当たり前だと思わずに。
大好きな物、大好きな人がいる方に是非観て欲しい作品です。
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 オフィシャルサイトはこちら←です。

野口さん

「千円札を貸して下さい」
「なんですか突然?マジックやるんですか?」
「そうです。はい、お借りします、ありがとう。この肖像は誰か知ってますか?」
「野口英世ですよね」
「はい、正解です」

「で、この千円札をこうやって振るんです」
「振るとどうなるんですか?あ!何か落ちましたよ」

「え?こ、これは・・の・野口さん?!」
「そうです。野口さんです。では、お札の方を見てみましょう」

「うわっ!いなくなってるよ」
「ありがとうございました。ではこのお札と野口さんをお返しします」
「え、ちょっと!このまま?」
というわけで、今回ご紹介したかったのは、 「立体百科事典 お札のえらい人根付」です。

実際はそれぞれ2色あるようで、本当は「お札色」の方が欲しかったけど、細かい事はいいとする。
金属製ではなくPVC製なので、マジック用に数字とか余計な部分を切り取ってしまいました。
ちなみに、上のマジックは私が勝手に考えたものなので、どこにも売っていません。色々都合があるので、つっこまない方向でお御願いします。
Mamma Mia!

監督 :フィリダ・ロイド
製作 :トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、ビヨルン&ベニー
出演 :メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド
<ストーリー>
ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島。母・ドナが女手ひとつで育てた娘・ソフィは結婚が決まっていた。しかし、父親が誰なのかを知らされないまま育ったソフィは、父親に式に出席してもらいたいと願っていた。そこで、母の古い日記から自分の出生の秘密を探り、3人の父親候補、サム、ビル、ハリーを、母親に内緒で結婚式に招待してしまった。そして、結婚式前日、3人が揃って島にやってくる・・・
人気ポップ・グループ「ABBA」の楽曲をモチーフにした世界的大ヒットの舞台の映画化です。
この映画も昨年7月に公開されて以来、世界中で大ヒット!(ちなみに日本が世界で一番公開が遅い・怒)イギリスでは、「タイタニック」をしのぎ英国史上最高のヒット作品となったそうです。
ABBAの曲が全編に流れる、コメディミュージカル!で楽しめないはずがない。と期待して行ったら、見事に期待を超えられました。歌を聴いてダンスに見惚れて笑っていたらあっという間に終わっちゃいました。それにしても、歌って踊るメリル・ストリープやピアース・ブロスナンを見るとは夢にも想像しなかったなぁ。トレーニングしたのだろうけど、なんでもできちゃうんですねぇ。
実はABBAについてあまり詳しくはないのですが、それでもほとんどの曲は知っていました。一緒に行ったABBAファンの友人は、見事にストーリーと歌がリンクしていて、「その曲をそういうシーンに使うか~」と、大変感心していました。部分的に歌詞を変えてあった所もあったそうですが、もちろん私のようにABBAの曲に詳しくなくても十分楽しめます。
とにかく、細かいことは抜きにしてめちゃくちゃ楽しい、とてもハッピーになれる映画でした。
出演者がノリノリで(少々悪ノリ?笑)で楽しんでるから、それが伝わってくるんですよね。
この映画をご覧なった方は、YouTubeでメイキング動画を観るとまた楽しめます。
ミュージカルが苦手、エンターテイメントが理解できない方以外のすべての人にお勧めです。
現在大ヒット公開中。公式サイトはこちら←です。
