Perfect Time - Collector's Workshop

(現象)
マジシャンははめている腕時計をはずして、誰にも見えないようにある時間にセットしテーブルに置きます。
まず一人の観客に1時~12時の好きな時間を自由にイメージし言ってもらいます。「8時」だったとします。
次に別の観客に「分」をイメージし言ってもらいます。12分だったとします。
「これで、『8時12分』という時刻が決まりました。全く自由に決めましたよね」
そうしたら、最初にテーブルに置いておいた腕時計を、観客に見てもらいます。
なんとその腕時計は信じられないことに「8時12分」を指しているのです。
マジシャンは最初にテーブルに腕時計を置いてからは、一切触っていません。
私が今までに購入したマジックグッズの中で2番目に高価な物です。1番はまだ紹介していません。いつかします。(笑)今では同じような現象を起こせるグッズが、結構ほどよい価格で発売されているようですが、これとどう違うのか持っていないのでわからないです。
結構な値段でしたので、時計が全部自動的にやってくれるような気になっていたのですが、そんなに世の中甘くはありません。練習が必要です。秘密の動作をとても自然にうまく行う必要があるのですが、ここでくじける人が多いかもしれません。私も、「簡素な手抜き日本語説明書」を手に、(以前書いた酷い説明書の商品はこれなのです)演じられるだろうか?と不安になりました。
でも、せっかく買ったのですから演じないのでは意味がありません。色々な状況を想像しながら練習して実演、なんとかうまくいきました。その後も何度か演じましたが、どうもいつも緊張してしまい、「気疲れするので」という理由で演じなくなりました。一度、少し失敗しましたし。
今日の記事をきっかけに久しぶりに演じてみようかな、と思っています。
映画 「CLOVERFIELD」

監督:マット・リーヴス
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル
昨年、この映画について書いたので、細かいことはそちらを読んでもらうとして、遅ればせながら観て来ました。以下、多少ネタバレありなので知りたくない方は読まないでね。
この映画、最初から最後まで登場人物の持っているビデオカメラからの視点でのみ撮影されている映像なので、結構映像のゆれが激しくて目が疲れるし、人によっては気分がすぐれなくなる可能性もあるかもしれません。でも、その臨場感がこの映画の魅力であり見せ所です。この内容で普通に撮影したのでは、「今更ゴジラのパクリでもあるまいし、なんでこの作品作ったの?」と言われるのがオチだったに違いありません。
登場人物のあなたたち、こんな事態になってもビデオカメラで撮影し続けますか?と思い始める頃に、「いいわけ」のようにフォローを入れるシーンが何度かあったり、当然引きの映像が少なくなり分かりずらくなる為テレビのニュース映像で全体像を見せたり、一度録画したビデオテープに再録画しているという設定なので前の映像が皮肉っぽく出てきたり、色々考えて作っているなぁ~、と感心させられました。でも、そう思っているというという事は、真実味がなくなってしまっていて私がリアルさを感じていない、という事にもなるんですよね。でも、退屈はしなかったです。
結局、何がどうしてニューヨークに現れて破壊活動をしているか、理由もわからず怪物(怪獣?)もあまりはっきりは見せないのだけれど、見所はそこではないのでそんな事は結局どうでもよく、それゆえ、何の説明も結末らしい結末もなく終わるこの作品に、これでいいと納得しました。映画ではなく記録映像を観た気分で、85分 という上映時間もちょうどいいと感じました。
映画「Groundhog Day」

1993年 アメリカ映画
監督:ハロルド・ライミス
製作総指揮:C.O.エリクソン
出演;ビル・マーレイ、アンディ・マクドウェル
ストーリー
ピッツバーグの地方局で気象予報士をしているフィル・コナーは、思いやりのないとても嫌な奴。
ペンシルバニアの田舎町に、プロジューサーのリタとカメラマンと3人で2月2日に行われるグラウンドホッグデーという伝統的なお祭りの取材に1泊の予定で訪れた。自分勝手なフィルは興味の無い行事に退屈でたまらなく、嫌々ながら適当にレポートをして帰ろうするが、大吹雪で車は足止め。やむなくその田舎町にもう一泊することになった。
翌朝目覚めると、彼を待っていたのは前日と何一つ変わらない朝だった。
つまり、同じ2月2日の朝6時に目覚めた所から再スタートしていた。起こる事も全く同じ、しかもそれは次の日もその次の日も続き、彼は同じ2月2日を永遠に繰り返す事になる。
この出来事にフィルは当初戸惑ったがその事を利用して、色々な事を試していく。そして・・
日本ではあまり有名ではない作品のようですが、隠れた名作として高く評価されています。
スタッフや出演者をみるとわかるように、基本はコメディ映画なのですが、笑いながらもとても多くの事を考えさせてくれる、楽しいだけでなくとてつもなく奥深い作品です。
惜しむべきは邦題「恋はデジャ・ブ」なんていかにもB級作品のタイトルをつけられると、評価される前に観てもらえないのではないかと。でも、確かに原題のグラウンドホッグデーでは意味がわからないので、ピンとこないですけどね。
毎日全く同じ日の繰り返し、出会う人も起こる事も全く同じだったらあなたはどうしますか?
寝て起きても同じ日の朝、このサイクルから抜け出せなくなったら、どんな行動をとるでしょうか?
この世界では、ああすればよかった。と後悔した事は次の日やり直す事ができるのです。
フィルは思いつくことを全部やってみます。何をしても次の日にはリセットされているのですから自由です。また、これから起こる未来をすべて知っているわけですから、好きなように変える事ができるのです。しかし、起こるとわかっていてもどうしても変えられない出来事がある事にも気がつきます。そしてそれを変える為には、一体どうすればよいのか試行錯誤し始めます。
最初はつまらなかった田舎町の一日が、彼の行動や考え方次第で充実した一日に変わっていきます。平凡で退屈な普通の一日は、自分次第でどうにでもなるのだと気づかせてくれます。
毎日が単調でつまらないなんて思っている人には、ぜひ観ていただきたい作品です。
トリックカード事典

東京堂出版 2001年出版 271ページ
トリックカードに焦点を当てた日本で初めての事典です。
トリックカードと一口に言っても大変幅広いですが、私が好きなガフカード(gaffed card)を使ったマジックも多数解説されているとなれば、買わずにはいられない本なのでした。
内容は第1部、第2部、第3部に分かれています。
第1部では、トリックカードの種類、それに関わる専門用語、人名などを紹介。第2部ではダブルバック・カードとダブルフェイス・カードを使ったマジックなどを紹介。第3部では、トリックカードを使ったマジック、手順を紹介。
ダブルバック、ダブルフェイスカードなどは、最近では普通にマジックショップで販売されていますが、通常説明書は付いてきませんから、それらを十分使いこなせていないと思います。(私が)
昔からずっと私が演じているマジックに、1組のカードに1枚のダブルバックカードを加えて行う物があるのですが、他にダブルバックを使ったマジックをほとんど知りませんでした。そこで、この本にはきっと私の知らない素晴らしい使い方が解説されているのではと思い購入しました。
大変興味深いマジックがたくさん紹介されていましたが、ガフカードを何枚も使用したり、特殊なガフカードが必要なものもあり、それがないと演じることができないものも少なくないです。一応ガフカードの自作方法もごく簡単に紹介されています。本の最初の部分にカードの基本的な専門用語の解説がありますが、上記の理由で初心者向きではない、かなりマニアックな内容です。
トリックカードを紹介する本ですから、どうしても商品として販売されているものも紹介しなければならない点もあり、(それがこの手の本が書きにくい理由のようです)第1部では、ブレインウェーブデック、インビジブル・デックなどのトリックデックなども盛りだくさん紹介されています。
私はガフカードが好きなので、マジックガフカーズとか、レッドバイスクル・ガフデックを持っているのですが、これまた、それぞれに入っているすべてのカードの使い方が詳しく解説されている訳ではありません。あとは御自分で研究してみて下さい。という事なのかもしれませんが、結構この投げやりな販売方法がアメリカらしいのかも。でも、偶然この中にあるガフカードを使ったマジックがこの本に載っていて、買っておいてよかったという気になりました。まぁ、単純。
個人的には十分楽しめるどころか、消化不良を起こすかもしれないくらい濃い内容の本なのですが、少し期待したものと違いました。もっと基本的なやさしいマジックがたくさん紹介されていると思ったのですが、想像したよりマニアックな内容でした。先ほども書きましたが、ガフカードを使ったシンプルなマジックはマジシャンの方々が作品として発表していたり、商品として販売しているものが少なくないようなので、簡単にこの本に掲載するわけにはいかないのでしょうね。
この本は結構前に購入したのに、レギュラーカードとガフカードを用意してやっと練習できるものですから、簡単に手順どおりやってみるという行為もままならず、ページにしおりを挟んだまま手を付けられていないマジックがまだたくさんあります。そう考えると、最近のマジック本にはよく付録でカードやシールなどが付いていたりしますが、確かにあれは親切ですよね。
そういう意味ではこの本、いい意味でも悪い意味でも一生楽しめるのではないかと思います。
COMEDY SQUARE KNOT

(現象)
マジシャンは1本の白いロープを取り出し、観客に両端を結んで頑丈な結び目を作ってもらいます。
この輪になったロープがなんと次の瞬間、四角形になってしまいます。あら、びっくり。
一発芸っぽいマジックなのですが、子供の頃テレビでコメディマジシャンの方が演じているのを観て、(誰だったか忘れちゃいました)その予想外の現象に「あっ!」と驚きました。終わって考えてみれば、あまり不思議ではないのですが、なんだかやたら印象に残るマジックです。もしかしたらそう思っているのは私だけかもしれませんが。
現象説明に、「観客に両端を結んでもらう」と書きましたが、私は勇気がないのでいつも自分で結んでいました。
購入したのが子供の頃だった事もあり、(30年近く前)このマジックに隠されたもう一つのアイデアに気が付かず、かなり後になって英文の現象説明を見ていて、「あ!」と思いました。
A spectator ties a “SQUARE” knot in rope.
Instantly “SQUARE” knot becomes a SQUARED rope!
わかったでしょうか?
“SQUARE”な結び目を作ってもらうと、ロープが“SQUARE”になると書かれています。
「square」 には「四角形」という意味と「頑丈な」という意味があるのです。ダジャレになっていたんですねぇ。まぁ、日本語にしても通用しないのですが、もしかしたらこれってこのダジャレが言いたいが為のマジックなのでしょうか。(汗)

ステージデビュー

部活ではないので週に1回1時間だけで、たくさんあるクラブ中から自分の好きなものを選ぶ事ができました。
そしてなんとそのクラブのリストの中に、「マジッククラブ」があったので私は迷わず入部希望を出しました。
顧問の先生が毎週、基本的なマジックを教えてくれました。その頃の私はすでにテンヨーのマジックをいくつも持っていましたし、書店でマジックのやり方の本を読み漁っていたので、それなりに知識はありましたが、それでも実際に教えてもらうというのは本とは別の世界で、毎週とても楽しみでした。
基本の道具としてシルクやロープも購入し、それらを使ったマジックをたくさん習いました。また、私は毎回ノートを持って行って、やり方をすべてメモしていきました。そんな事をしているのは私だけだったので、後で先生に大変褒められました。そのノート、どこへいったのかなぁ。
宿題というものもありました。何かマジックを練習して、毎週順番に披露していくというものです。
私は何をやろうか悩みました。他の人達は「針をさしても割れない風船」とか、「ビンの口に5円玉を置いた状態で、紙で作った筒をかぶせパチンコ玉を上から落とすと貫通してビンに入る」などのよく本に載っているマジックを演じていました。でも、私が本当にやりたいマジックは何だろう?売りネタをやるのは違うよねぇ。などと色々と考えた結果、テンヨーの「のびるロープ」を演じました。でも、これは売りネタです。はい、やはり気が引けたので白いロープを購入してきて、同じような物を手作りしました。(^^;で、実際に学校で演じてみて大好評。そのクラブでは、仕掛けのない普通のロープを使うマジックしか教えませんでしたから、タネのあるロープマジックはかなり目新しかったようです。顧問の先生が「それ種明かししてもらえる?」と聞いてきたので説明すると、(一応手品クラブ内なので)みなさん納得。その後先生は、「こういう風にみせてもいい」、というアドバイスをしてくれたのですが、立場上その場で思いついたことをただ言ってみただけで、「明らかにそれはよくないだろう」 心の中で思いました。嫌な小学生です。(汗)
一応言っておきますが、私が考案したなどと言いませんでしたからね。というか、小学生がオリジナルマジックをやるとは最初から誰も思わないので、言うまでもないのです。
文化祭のような行事もあり、マジッククラブとして体育館のステージでマジックを演じた事もあります。しかし、他のメンバーと教えられた通りに演じただけで、あまり楽しかった記憶がありません。覚えているのは・・BGMの流れる中、私を含む3人が手にシルクを持って登場、順番にシルクをしばり真ん中あたりに結び目を作る。そして、順番にシルクを振って結び目を消していく。3人で一礼して退場。以上です。ね、楽しくないでしょ?(笑)それでも結構緊張した記憶があります。

(現象)
マジシャンは長いロープと短いロープを見せて、2本の両端をそろえて持ちます。おまじないをかけて引っ張ると、2本のロープが同じ長さになってしまいます。今度は2本をそろえて引っ張ると、1本の長いロープになってしまいます。
上記の通り、個人的にとても思い出のあるマジックです。
ロープマジックって、一般の人から見たら結構地味なイメージがあるようで、「切って元に戻すとかやるんでしょ?」ぐらいしか期待してないように思います。
そこでこのようなギミックロープを使ったマジックを演じると、想像を遥かに超えた現象に大変驚きます。見た目が特殊な手品用道具っぽくないのも、いいんでしょうねきっと。
先日、テンヨーのオフィシャルサイトの動画を見てみたら、なんとこれを使って「体を貫通するロープ」を演じているではありませんか。今では説明書に、そのやり方も解説もされているようです。
どんな構造のものか種を知っているだけに、その意外な使用方法にとても感心しました。
フィンガーライト

(現象)
突然マジシャンの指先に赤い光が現れます。それを反対の手に渡したり、ポケットに入れたかと思うと空中から取り出したりと、光を自由に扱って見せます。最後は光がふたつに分裂して両手に現れた次の瞬間消えてしまいます。両手を開いて観客に見せますが、怪しい物はありません。
1994年発売のテンヨー製品です。最初は東京ディズニーランド内のマジックショップでのみで販売されていた商品でしたが、2001年くらいからディーラーがいるショップなどでも売られています。私の持っている物はTDL購入品なのですが、今回調べてみたらパッケージが変わっているのに気が付きました。また、名前も「フィンガーライト」から「フライングライト」に変わっています。
テンヨーらしく親切にギミックサイズが大小2種類販売されていて、パックケージの裏に選び方が書かれています。大人の方は基本的に大サイズでよいと思います。
とてもビジュアルで観ているだけで不思議な雰囲気が漂うマジックで、2セット買えば友達同士で光のキャッチボールも楽しめます。
その後、赤の他に「青」「オレンジ」のカラーバリエーションが発売されました。

後でミスターマジシャンで、「Light From Anywhere」という商品名で、指が光る「Finger Light」、口元が光る「Light From Mouth」、耳が光る「Luminous Ear」が販売されていました。しかし、テンヨーが発売済みだった為か、国内のショップではここでしか見かけませんでした。

Roger Mayfarthという方が1987年に考案したマジックだそうで、現象は同じですが、こちらは赤、青、緑、金、白と様々な色の光のものが販売されており、光の色が変化したり、指先から離れたするものまであります。また、これとセットで使える光る指輪やバラなども販売されていました。
こちらは、Steven Spangler Scienceという会社がロコ氏と契約して、 「Spot Dot Red Thumb」という商品を販売しているようです。
この「Light From Anywhere」と「D'Lite」は同じ時期に創作されたものだそうで、両方ともオリジナルとして正式な権利の元に製造、販売されたとのことです。でも、こんなおもしろい物のコピーが作られないわけはなく、世界中でたくさんの種類のパクリ商品が販売されています。(汗)

はい、そうです 「E.T.の指」です。マジックグッズではありません。(^^
ユニバーサルスタジオジャパンで購入したもので、写真では指先がオレンジに塗られているだけのように見えるかもしれませんが、(背景は画像処理してます)ちゃんとライトがつくようにできているのです。
もしかしたら、「Light From Anywhere」や「D'Lite」の元々のアイデアはここからきてるのかもしれませんね。
Juan Mayoral

先日放送されたのテレビのマジック番組で、ホアン・マヨラール(Juan Mayoral )氏のマジックが、明らかにカットされていて出演時間がとても短かったため、欲求不満になった方が私を含めとても多いようです。
「もっと氏のマジックをみたかった~!」と、ネットで動画を探していたら、いくつか見つかったのでご紹介します。
上の動画は売りネタの「Red Light Dancing Cane 」を実演中のマヨラール氏。
こちら←をクリックしてご覧下さい。

このマジックは初めて観ましたが、とても素敵です。
日本の番組もこんな風に、ひとつの手順をカットせずに、余計なナレーションを入れずに、放送する事はできないのでしょうかねぇ。見習って欲しいものです。
なんだか客席の子供達が、とても行儀いいなぁ。
こちら←をクリックしてご覧下さい。
Deep Astonishment - Paul Harris

(現象)
マジシャンは1組の青裏のカードと財布を取り出し、観客に1枚カードを選んでもらいます。そして、そのカードをテーブルに置き、すりかえたりしないようにその上に財布を乗せておきます。
次に、そのカードを当てるために好きな英単語を自由に決めてもらいます。DOG、CAT、LOVE、MAGICなんでも構いません。LOVE だったとします。その魔法の言葉を使って、選ばれたカードと同じ数字のカードを見つけ出します。
そして最後に、テーブルに出してあったサイフを開け中から数枚のカードを取り出します。これらは赤裏のカードでそれぞれにアルファベットが書かれており、並べると「L」「O」「V」「E」と、観客の言った単語が現れます。
単語は何でも自由に言ってもらえます。ただ効果的に行うには短すぎても長すぎてもよくないので。3~5文字ぐらいの単語がよいと思います。英単語が無理なようであれば「YUME」など日本語を使っても構いません。簡単な単語でいいとはいえ観客を選ぶ部分だと思います。
購入前にタネの予想はある程度できていたのですが、魔法の言葉を使ってペアカードを当てる部分、全体の手順を知りたくて購入してみました。しかし正直に言うと、手順の途中に無理があるように感じました。クライマックスを重要視するあまり、途中意味不明なわざとらしい部分があるような気がしてならないので、私は自分なりにやり方を変えて演じていました。
解説書の通り行えば、技術的にはそれほど難しいマジックではないと思いますが、スムーズに演じるには練習が必要です。というか、演出面の演技力の方が問われると思います。実際、結構手順的にも苦労が強いられるので何度か実演した後、敬遠しています。(^^;
余談:財布と書いてますがどうみても大き目のビニールケースです。よくあることです。

超能力テスト

(現象)
マジシャンは、超能力の実験をするために開発された、「ESPカード」が差し込まれた透明なボードを取り出します。
ESPカードにはそれぞれに4種類の図形(丸、四角、星、十字)が描かれており、そのセットが2組あります。
これを使って観客の能力をテストしてみようと言います。
カードをボードから抜き取ったらマジシャンは1組4枚のカードを持ち、テーブルに立てられた透明なボードの右側に差し込んでいきます。観客からはどのマークのカードをどの場所に差し込んだのか、全くわかりません。
次に、もう1組のカード4枚を観客に渡してよく混ぜてもらい、それを裏向きのまま返してもらいテーブルに置きます。そして一番上のカードを取り、観客に1~4の数字の中から一つ自由に選んでもらいます。そして、その選ばれた数字の所にはっきりとそのカードを差し込みます。
続けて、2枚目のカードを取り上げて観客に好きな数字を選んでもらい、そこに差し込みます。
3枚目、4枚目のカードも同じようにボードに差し込んでいきます。

「まず、私が先に好きなようにカードをボードに差込み、続けてあなたが自由に選んだ場所にカードを差し込みましたね」
マジシャンがゆっくりとボードを裏返すと、なんとマジシャンと観客が自由に選んだカードがすべて一致しているのです。
数十年前に購入した物なのですが、今でも同じような物がESPecially Match Boardという名前で販売されています。それは海外製品ですが私が持っているこれは、多分日本製だと思います。(何も書かれていなかったので不明なのですが)
とても簡単に演じられるマジックで、道具もきれいにできているので、取り出しただけでそれなりの雰囲気が作れるグッズです。シリアスにメンタルマジックとしても、またゲーム感覚で楽しく演じる事もでき、はっきりした現象はとても効果的です。
The Magic Vol.75

前号に掲載されていた記事『アル・シュナイダー氏によるマトリックス』の続きをやっと読むことができました。今回は、「本当のマトリックス」の方法がこれ以上はないだろうというくらい細かく、11ページにも渡って解説されています。
以前も書きましたが、World's Greatest MagicシリーズのDVD 「Matrix / Coin Assemblies」を購入して、初めてこのマジックの生みの親 Al Schneider氏のMatrixの演技を観ました。そのオリジナルのマトリックスは、私が今まで見てきたものとは方法や印象が全く違っていて、驚いちゃったのです。はい。
時間ができたら、この本の解説を読んでからDVDを見直してみようと思います。でも、難しくてなかなかマスターできないんですよね。見ると簡単そうなんだけど。(たいてい何でもそうです)
ところで、
以前(1月?)、ナポレオンズのボナ植木氏の日記に、雑誌「ザ・マジック」をより魅力的なマジック専門誌に成長させるには今後どういう風にしたらいいか、意見をききたいとのことで東京堂出版に行った。と書かれていました。他にも有名マジシャンの方々が何人も出席していたそうです。
なるほど、こんな事も実際にするんですね。どんな御意見が出たのか聞いてみたい気もしたりして。そういえば編集後記にいつも、「みなさんのご意見、ご感想をお寄せ下さい」というような事が書かれています。私も15年くらい購読してますから思う事はあるのですが、最近はブログに書くだけになっています。役に立つかどうかは別として、ここでぶつくさ言うのなら、メールでも送った方がいいのかも、と思う今日この頃でした。でも・・・こういう事は苦手なんですよねぇ。
イギリスの新硬貨

何やらイギリスの硬貨が40年ぶりに新しくなるそうです。
新しくなると言っても、エリザベス女王の横顔が刻印されている表はそのままで裏側だけ。またすべてではなく、1,2,5,10,20,50ペンスと1ポンドまでの7種類で、2ポンド硬貨はそのままです。この新たなデザインは、広く公募されて4000件を超える応募があったそうで、見事26歳のでデザイナー、Matthew Dentさんのデザインが選ばれました。それが上の写真のもの↑
1ポンド硬貨(左端)にはイギリスの国章にある盾が描かれているのですが、他のコインは一体?
なんと1~50ペンスのコインは、集めると国章の盾が現れるデザインなのです!写真下↓

というのは、
・コインのデザインを公募で決めようとする王立造幣局の、斬新さ寛容さ。日本では一般応募なんて絶対やらないでしょ?
(※現行の硬貨では、1円玉のデザインは公募で決められたと情報をいただきました。ありがとうございました。詳しくは下記※)
・言うまでも無く、このデザインのユニークさ。イギリスのアートは世界に大きな影響を与え続けていますからね。
・このデザインを実際に採用しようと決めた人達のモダンなセンス。審査員がもし頭の硬いお年寄りばかりだったら、このデザインは選ばれる事はなかったでしょう。
また、イギリスはジグソーパズルが生まれた国。このコインが流通しはじめたら、みなさん絶対組み合わせて楽しみますよね。こんな点でも、とてもイギリスらしいデザインだと感じます。
今年の夏から1年をかけて徐々に流通し始めるようなので、その内なんらかの方法で入手したいなぁと思っています。できれば、久しぶりに直接行けたら一番いいのですが (^^;
※1954年に一円硬貨と旧五十円硬貨のデザインが一般公募されたそうです。40日間の公募期間で、一円硬貨だけで2,581点の応募があり、表と裏のデザインは別々の方の作品が採用されたのだそうです。へぇ~、クイズに出そうですね。
エイプリルフールへの道
昨日のエイプリルフールネタですが、4/1を過ぎたら削除すべきでは?という考えもあるのですけれど、もったいないのでそのままにしておきます。最初から嘘だって書いておいたし。去年のもそのままにしてあるし。(実はその前の年までは削除してました)
今年の嘘記事のアイデアはいくつか候補があったのですが、まず、昨年の「ニセバイスクルデック発売情報」の流れでやろうとしていたのが、U.S. Playing Card社から、「52枚すべてのバックが違うレインボーデック発売」というもの。
で、一応参考までにと、ネットで 「Rainbow Deck」を検索していたらなんとまぁ、本当にレインボーデックが発売済みでした。(大汗)
←私が作った画像じゃありません。本当です。
日本でもオークションとか、某マジックショップで個人的に揃えたレインボーデックが売られているのは知っていたけれど、これは正式にU.S. Playing Card社から発売された物のようです。
初めて見た時、まず自分が騙された気になりました。(笑)というわけで、本当に売られているのでは嘘にならないので、このアイデアは却下。
でもレインボーデック、欲しいと思っていたんですよね。
その昔、某ショップでオーストリア製のレインボーデックを購入した事があるのですが、ブリッジサイズでしたし、裏も「デザイン」だけではなく、やけに古臭いセンスの写真やイラストだったので気に入らず、使いませんでした。最近は、次々と発売されるバイスクルの「裏だけ色違いの物」だけを買っていました。一応これを続ければいつかレインボーデックで出来るかと思っていましたが、今回のこのレインボーデックを見ると未発売の色があったりしますよね。今後発売される?
このRainbow Deck。15種類のバックデザインで色はそれぞれ2~8色、計52枚のカードの他に3枚のダブルフェイスカード、1枚のジョーカーのガフカード(裏がクラブの5・なんで?)がセットになっているそうです。詳しい写真はこちら←をクリックしてご覧下さい。更に、このデックを使ったマジックの解説書も付属しているそうで、本当にマジシャンに向けに発売されるんですね。
価格は10ポンドとか20ドルとかで販売されているようなので、日本のショップで発売される時は少なくとも1デック2000円以上になるのでしょう。レギュラーデックとして見たら高く感じますが、マジックグッズとして見たら妥当な値段なのかもしれません。

で、一応参考までにと、ネットで 「Rainbow Deck」を検索していたらなんとまぁ、本当にレインボーデックが発売済みでした。(大汗)
←私が作った画像じゃありません。本当です。
日本でもオークションとか、某マジックショップで個人的に揃えたレインボーデックが売られているのは知っていたけれど、これは正式にU.S. Playing Card社から発売された物のようです。
初めて見た時、まず自分が騙された気になりました。(笑)というわけで、本当に売られているのでは嘘にならないので、このアイデアは却下。
でもレインボーデック、欲しいと思っていたんですよね。
その昔、某ショップでオーストリア製のレインボーデックを購入した事があるのですが、ブリッジサイズでしたし、裏も「デザイン」だけではなく、やけに古臭いセンスの写真やイラストだったので気に入らず、使いませんでした。最近は、次々と発売されるバイスクルの「裏だけ色違いの物」だけを買っていました。一応これを続ければいつかレインボーデックで出来るかと思っていましたが、今回のこのレインボーデックを見ると未発売の色があったりしますよね。今後発売される?
このRainbow Deck。15種類のバックデザインで色はそれぞれ2~8色、計52枚のカードの他に3枚のダブルフェイスカード、1枚のジョーカーのガフカード(裏がクラブの5・なんで?)がセットになっているそうです。詳しい写真はこちら←をクリックしてご覧下さい。更に、このデックを使ったマジックの解説書も付属しているそうで、本当にマジシャンに向けに発売されるんですね。
価格は10ポンドとか20ドルとかで販売されているようなので、日本のショップで発売される時は少なくとも1デック2000円以上になるのでしょう。レギュラーデックとして見たら高く感じますが、マジックグッズとして見たら妥当な値段なのかもしれません。
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でも、買ってから気が付いたのですが、一口食べたとたん、つながっている価値ってやつが一気になくなりますよね。なんか騙された気分。(汗)なんだかもったいなくて、しばらく手をつけられずに見つめてしまいました。何やってんだか・・・
でもこれ、2種類のドーナツですから結構作るのに手間かかりそうですよね。しかしまぁ、店側からしたらこれで一度に2つ売れるわけですから、十分元はとれる計算なのでしょう。頭いいかも。
で、もちろん私は、「これでマジックできないだろうか?」と考えたのですけど、ちょっとでっかいですし、触ると手がベトベトになりますから、扱いにくくてどうにもならないという結論に至りました。
でも正直に言うと、深く考える前に食べちゃったんですけどね。(^^
というわけで、今年のエイプリルフールネタです。こんなのありませんから買いに行かないように。まぁ、某ドーナツショップとしか言ってないですし、左上のロゴもよく見ると本物といくつか違う点がある事に気が付くと思います。騙されてくれた人いるかなぁ?いたら、ごめんなさいね。(^^;