IMPALED

(現象)
マジシャンは1組のカードから観客に一枚選んで、それにサインしてもらいます。そのカードをデックに返してもらったら、カードをよくシャフルして混ぜてしまいます。
マジシャンは観客のカードを色々な方法で見つけようとしますが、ことごとくハズレてしまいます。そこでマジシャンは
「あ、なるほど。カードが見つからない理由がわかりました」 と言って、カードを観客に渡します。
表向きに持ってもらい、1枚ずつ数えながらテーブルに上に置いていってもらいます。
なんと、カードは全部で51枚しかなく、観客のサイン入りカードはどこにもありません。
マジシャンは、ポケットから上の写真のような、5寸釘が打ち込まれた木のブロックを取り出します。よく見ると、その釘には観客のサイン入りカードが刺さっているではありませんか!
観客が釘を抜こうとしても、しっかりと木のブロックに打ち込まれているので手で抜くことはできません。釘は頭の部分が大きいので、上からカードを抜くこともできません。
カードを釘から取る方法は、破るしかないのです。

随分前にMr.Magicianから購入したものなので、釘が錆びてしまっています。でも逆に、「この釘を木のブロックに打ち込んだのは、かなり前なのです」と言うと不思議さが強まって、いいかもしれません。何言ってんだか。