止まらない解説

昨日、シンクロナイズド・スイミングのワールドカップをテレビで観ていました。私は基本的に、スポーツ観戦にはあまり興味がないのですが、芸術的な要素の強いスポーツになると好んで観る方です。
それらのスポーツを観ている時、いつも思う事なのですが、美しい音楽、素晴らしい演技、そして演技中ずっとしゃべり続ける解説者。
アイススケートなどでもそうです。美しい演技をぶち壊すかのように、解説者は延々と話し続けます。まるで、観客が演技に見惚れ、うっとりと楽しむ雰囲気を、邪魔するのが目的のように。
これは、どうやら日本特有のものらしくアメリカ人やイギリス人の友人も以前オリンピック開催時などに「どうして日本のテレビは静かに演技を鑑賞させてくれないのか?」と、嘆いていました。
全く同感です。
まるで、感動的な映画を観ている最中、ずっと横で解説を聞かされているようなものです。
マジックに関しても同じだと思います。ステージマジックやイリュージョンに、解説は必要でしょうか?マジックの現象を解説する程、野暮なものはないと思うのですけど。
「さぁ、何が起こるのでしょう?あ、消えてしまいました。不思議ですね」(笑)
昔、TVでアナウンサーがステージマジックの最中、次に何が起こるかを次々と解説してしまい、観ていて本当に腹が立った事がありました。これは「芸術的にマジックを鑑賞できない」、事が原因のひとつだと思います。でなければ解説者の口から「全くわからないですね〜、次こそがんばって見破りましょう!」なんて愚かな言葉は出てくる筈がないですから。これらの言葉が未だに、特にN○Kのアナウンサーからよく聞かれるのですから、悲しくなってしまいます。
先に話したシンクロやアイススケートも、芸術面よりもスポーツ面が重要視されるために、このような扱いなのではないかと思います。日本のテレビで、芸術的な演技を純粋に楽しむ事ができるようになる日は来るのでしょうか?
