2008-09

崖の上のポニョ

「崖の上のポニョ」
監督・原作・脚本:宮崎駿
声の出演:ポニョ(声:奈良柚莉愛) 宗介(声:土井洋輝) リサ(声:山口智子) 耕一(声:長嶋一茂) グランマンマーレ(声:天海祐希) フジモト(声:所ジョージ)

♪ポーニョポーニョポニョ 魚の子 青い海からやってきた
  ポーニョポーニョポニョ ふくらんだ まんまるおなかの女の子
と、気がつくと歌っている日々が先週くらいから続いていた私は、「ん〜これはいかん」と思い、早速初日にスタジオジブリ最新作 「崖の上のポニョ」を観に行ってきました。

以前にも書いたけれど、できれば現代の普通の世界が舞台になっている物語が好きな私は、最近のジブリ作品の「ハウルの動く城」や「ゲド戦記」(TVでしか観てないけど)が好みではありませんでした。なので 「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」あたりのもう少し身近なイメージの映画をまた作って欲しいな、と思っていたため、この映画は結構楽しめました。

ファンタジーというか童話のような内容で、ジブリ美術館で公開されている映画を膨らませて長編にしたような印象を受けました。しかし、子供を対象に作った作品かというとそうも感じられず、子供は子供なりに、大人は大人なりに観ればよいのだろうと判断しました。
この映画を観てがっかりされている人の中に、ナウシカやラピュタなどと比較して、あれこれ批判している人がいますが、自分の期待している方向のものでなかっただけで、比べる事に意味が無い事は言うまでもないですよね。また、現実的にしかものをみれない、おとぎ話を楽しめない人も多い事に驚きました。これはアニメ=子供だけが楽しむものではない、という考えが定着しているからなのでしょうね。ここでも多くの人がジブリに求めているものとのギャップが感じられます。

とにかくお決まりの、美しく細かく描写された絵、純粋で前向きな登場人物、魅力的なメカ(?)、ちょっと気味の悪いキャラクターが満載でした。難しく考えなければ純粋に楽しめると思います。
ジブリに出てくるキャラは古風な人達が多いですが、今回も主人公の男の子の言葉遣いが古く、生活環境が感じられます。でも、親子関係は今風だったりするんですよね。

とりあえず、映画を観てからも、♪ポーニョポーニョポニョ が頭から離れません。(笑)

テーマ:崖の上のポニョ - ジャンル:映画

WALL・E & PRESTO

WALL・Eposterピクサー(PIXAR)といえば、トイ・ストーリー、モンスターズ・インク、ファインディング・ニモなどの映画で有名なアメリカのCGアニメの製作を手掛けるアニメーションスタジオです。
このピクサーの新作は「WALL・E/ウォーリー」という作品で、6月27日からすでに全米公開中、日本での公開はかなり遅れて12月になるようです。ひっぱりすぎです。
物語は、人類が住めなくなった地球で700年間にわたって孤独に作業を続けてきた清掃ロボット、ウォーリー(Waste Allocation Load Lifter Earth-Classの略)が、ロボットのイブと出会い、新たな生き甲斐を見つけるまでを描くストーリー。結構私好みな感じでとても期待しています。
公式サイトはこちら→ 「WALL・E/ウォーリー」

でも今回書きたいのは、この映画ではなく、ショートムービーの方です。ピクサーは短編映画も製作しており、動画配信サイトや映画館で本編上映前に観る事ができます。で、「WALL・E」ウォーリーの劇場併映作品である新作のショートムービーのタイトルが、「PRESTO」プレストで、マジシャンのプレストとウサギのアレックの話なのです。おおっ、これはおもしろそう!早く観たい!と思っていたら、公開されて以来絶賛されているというニュースを読みました。

pixarpresto2.jpgこれまで長編作品と併映されてきた短編の中には、アカデミー短編アニメーション賞を受賞したものもあり、おまけ感覚で上映するにはもったいないくらいなのです。
予告編はこちら→PRESTO から観る事ができます。
内緒ですが、探すと無料で公開しているサイトがあり、私は全部観て楽しんでしまいました。(^^;ちなみにYouTubeからはすぐに削除されていました。(当然)

テーマ:映画紹介 - ジャンル:映画

August Rush

「奇跡のシンフォニー」
監督:カーステン・シェリダン
出演:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リス=マイヤーズ、ロビン・ウィリアムズ、ウィリアム・サドラー

11年と16日間、施設で育った11歳のエヴァンは、両親の顔も名前も知らないが、心に聞こえてくる音を通じてつながっていると信じていた。そしてある日、施設を飛び出し、N.Y.のストリートで生まれて初めて楽器に出会い、自分の想いを楽器に託して表現できるということに気付く。そして、自分の音楽はこの世界のどこかにいる両親の元へ届くと信じる。一方結ばれぬまま別離したエヴァンの母ライラと父ルイスも、それぞれの想いを胸にマンハッタンを目指していた。

augustrushE.jpg基本的に私は奇跡の物語みたいなのに弱いのです。それはありえないくらいの偶然の重なりだったりすることもあるので、現実派の方々から「リアリティがない」「うそっぽい」と非難を浴びそうなやつです。実際にそんな不思議な出来事はたくさん起こっているのですけどね。以前も書きましたが、私は現在のこの世界に少しだけ不思議な事が起こる話が好みなので、この映画は思い切り私のツボにはまりました。

両親から受け継いだ天才的な音楽の才能によって、運命に導かれるように色々な人々と巡り合う主人公エヴァン。
彼が出会う人々のほとんどが純粋な心を持った人ばかりの中、約1名大物俳優さんが黒い心を持った役で出演しているのが、興味深かったです。でも、私の好きな俳優さんなので、悪役としてみる事はできませんでしたが。

全編に散りばめられた音楽と共に、物語は観客が望む方向に進んでいくのですが、このさらっとしたエンディングにまた心を打たれてしまうのでした。確かにこの後は描くまでもないですね。
お互いを思い合う一途な心と音楽が奇跡を起こすこの作品。見終わって、とても幸せな気分になります。また、何か楽器とか歌とか音楽ができたらいいなぁ〜、と思う人も覆いのではないでしょうか。幸い私は自分を表現できる他の方法があるので、そちらをがんばることにします。(^^;

ちなみに、原題の「August Rush 」は、主人公の少年のミュージシャンとしての芸名です。
誰がどのように名づけたのかは、映画をご覧下さい。
奇跡のシンフォニーは現在公開中です。公式HPは→こちらです。

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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

Indiana Jones
and the Kingdom of the Crystal Skull


監督:スティーブン・スピルバーグ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ
製作:フランク・マーシャル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、カレン・アレン、シャイア・ラブーフ、ジョン・ハート、レイ・ウィンストン

さぁ、観てきました!インディジョーンズ4作目。これから観る方の為に、ネタバレはやめようと思いましたが、それだと書ける事がとても少なくなってしまうので、結構書いちゃいます。知りたくないという人は読まないで下さいね。

お約束のパラマウント映画の山からのスタートも健在。しかし最初からコメディ色がやたら強くて、この方向で観るべきなのだと少し態勢を整え直す。年をとったインディ、さすがに今回は多少おとなしいのだろうか?と思っていたのですが、とんでもない、相変わらずのやりたい放題でした。
彼以上にやりたい放題のある懐かしい人物が登場し、更に拍車をかけるのも爽快!
やっぱり彼女はいいなぁ〜。インディの一番の理解者でいいコンビです。

このシリーズの見所は何といっても、「そんなわけないだろ〜!!」と思わず言ってしまうアクションシーン。この、あまりにも凄すぎて嘘っぽくて思わず爆笑してしまうこの感覚は、他の作品ではなかなか味わうことができません。嘘っぽすぎてついていけない人も多いかもしれないけれど、私は最初の方で態勢を整え直したので大丈夫でした。確かに見方を変えれば遊びすぎなのですが、これがこの冒険活劇の醍醐味なのだと理解。時代の流れでCGのシーンが多く感じたけれど、今回もアクションシーンの連続に圧倒されて、いい意味で疲れちゃいました。

シリーズでおなじみの言葉遊びとか、ご存知の方ならニヤッとできる部分もあり、過去の3作を知っていると知らないとではだいぶ楽しみ方も変わってきます。というか、映画館の中は年齢層が高めでした。少なくとも30代以上の方が多かった気がします。当然かな?

で、私は十分満足したかというと、とあるものの登場で「う〜ん、これはどうだろう・・・」と思ってしまったのです。最初の方で匂わせていたものの、こんなにはっきり出てきちゃうとはびっくり。こっちの傾向が強くなるとちょっと違うのではないかと。これってやっぱり賛否両論ありそうです。
パンフレットを読んだところ、これはジョージルーカスがこの提案を推し進めたとか。なるほどねぇ、でもやはり私はこっちのジャンルに近づいて欲しくなかったというのが、正直な感想です。
ラストはベタなのかもしれないけど、レイダースを映画館で観て以来27年間、このシリーズと共に人生を歩んできた人にとっては、うれしいシーンだったのではないかと思います。私はとても幸せな気分になり、色んな意味でこれがインディの最後の映画でもよいと納得しました。

テーマ:インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 - ジャンル:映画

待ち遠しい 2

さてさて、公開(6/21土)が迫ってきました。
インディジョーンズ クリスタル・スカルの王国
これを、待ちに待ったと言わなくて何を待つというのか。私の世代の映画ファンのヒーロー、インディ・ジョーンズが帰ってくるのです!!
3作目、「インディジョーンズ 最後の聖戦」が公開されたのは1989年ですから、なんと19年ぶりの第4弾。その間に作られるという噂は何度も何度も聞いたけれど、まさか本当に作られるとは思っていませんでした。

何がどうして今更続編が作られる事になったのかは、この際後で聞くとして、私の映画熱が一番高かった時代の興奮がよみがえってきて、喜ばずにはいられないのでした。ハリソン・フォードは最近見かけないなぁと思っていたのですが、65歳なんですよね。いい年のとり方してます。
全米では5/22にすでに公開されており、なんで日本は遅いの?と思っていたのですが、日本プレミアが6/5に行われるそうでなんと、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ハリソン・フォードが来日するという噂。きっとその為に公開を遅らせたのでしょう。

indypre-2.jpg遅ればせながら先日、前売り券を購入。現在は前売り特典第2弾として、前3作を含めた4作のUS版ポストカードがついてきます。
ただ、MOVIX等、全国共通前売り券が使用できない映画館では、ついていませんのでご注意下さい。という以前に、儲け第一観客の気持ち無視で有名なMOVIXでは前売り券さえ発売されていません、あきれてしまうというかもはや問題外。

さてさて、この手の大作につきものですが、私を含め待ちきれない人達の為に、先行上映が6/14(土)、6/15(日)にありますので映画館へ走りましょう!

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

THE CHRONICLES OF NARNIA:PRINCE CASPIAN

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
監督: アンドリュー・アダムソン
原作: C・S・ルイス
出演:ジョージー・ヘンリー 、ウィリアム・モーズリー 、スキャンダー・ケインズ アナ・ポップルウェル 、ベン・バーンズ
ストーリー
あれから1年。現実に戻ったペベンシー兄妹は、角笛の音に導かれ再びナルニア国へと舞い戻った。しかし、この国の時間ではすでに1300年が経過しており、平和で美しい魔法の国は暴君ミラースに支配されていた。荒れはてたナルニア国を目にした4兄妹は、この国の王位継承者であるカスピアン王子と出会う。そして・・・

次々と映画化されるイギリスのファンタジー文学。「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリーポッター」の流れに乗ろうとした、二番煎じだと思っている人が多いかもしれませんが、この作品はそうではありません。C・S・ルイスの児童文学を映画化した『ナルニア国物語』シリーズの第2章で、イギリスでは昔から多くの人々に愛されている物語なのです。私は原作を読んだことはないのですが、この事を知っているかどうかでだいぶ観方が変わるのではないかと思います。
私は第1章の「ライオンと魔女」 で、その世界にどっぷりと飲み込まれたのですが、それが序章的な内容だったと感じるほど今回は更にスケールアップ!ネタバレはもったいないので書きませんが、魅力的な新キャラクターも満載で見所も多く、150分の上映時間があっという間でした。
この観終わった後の感動、充実感と爽快感はなかなか味わえるものではありません。

ぺペンシー兄妹が前作よりも成長している点も大きなポイントなので、やはり前作を見てないとかなりマイナスだと思います。ハリーポッターもそうですが、最初はどちらかと言うと子供向けのファンタジーだったものが、巻を増すごとにその重厚さを増してとてつもない世界が広がっていき、本当に児童文学なのこれ?と驚いてしまいます。このシリーズが出版されたのは1950〜1956年なのですから、そのイマジネーションの凄さには本当に感心させられます。次回作、「朝びらき丸 東の海へ」 The Voyage of the Dawn Treaderが、今から楽しみです。

ついでに映画の話題をもうひとつ。
theillusionist.jpg以前、現在製作中の作品として紹介した、「Illusionist」  イリュージョニスト
監督:ニール・バーガー
出演:エドワード・ノートン,ジェシカ・ビール,
スティーヴン・ミルハウザーの短編小説「幻影師、アイゼンハイム」を 映画化した作品ですが、いつのまにやら、「幻影師、アイゼンハイム」というオリジナルのままの日本語のタイトルで劇場公開されていました。現在は一部の劇場だけですが、これから全国的に公開されていくようです。
公開劇場、公開日などについて詳しくは、公式サイトをご覧下さい。
しかし、アメリカで公開されてから2年近く経つのに、今更劇場公開されるとは思わなかった。

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THE BUCKET LIST

「最高の人生の見つけ方」

監督、製作:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン モーガン・フリーマン 

ストーリー
自動車整備士として働き、家族に身を捧げてきたカーターと、仕事に人生を捧げた大富豪エドワードが、入院先の病院で偶然同室になる。お互いの余命が残り少ないのを知った彼らは、人生でやり残したことをまっとうしようと意気投合。夢を実現させるため二人は「やりたい事リスト」を手に冒険に出掛ける。

原題の「THE BUCKET LIST」とは「棺おけリスト」という意味。棺おけに入る前に自分がやりたいことを書くリストのこと。バックグラウンドも価値観も違う二人が出会い、やり残した事に挑戦していく。なんだかよくありがちなテーマかもしれないけれど、言うまでもなく主演の名優2人が素晴らしいし、作品自体もユーモラスなシーンや会話が多いので、シリアスで見ていてつらい映画ではなく笑って泣ける素敵な作品になっています。

スカイダイビングをやるとか、ピラミッドを見に行くとか、お互いの書いた夢を二人で一緒に次々と実現していき、リストの項目を線で消していく。それはエドワードがお金持ちだからできる事ではあるけれど、一般的な夢の具体例であってこの作品上では重要視すべきポイントではないと思います。事実、リストにいつまでも残っている項目は、「涙がでるほど笑う」とか、「見ず知らずの人に親切にする」とか一見簡単にできそうな身近なことばかり。お金と時間さえあれば誰でもできる事が本当に自分がしたいことではないでしょう?と私達に問いかけているように感じました。

この作品から、改めて色々な事を教えてもらいました。
ラストシーンがこれまた、粋なんだよねぇ。(感涙)

現在、全国ロードショー中。公式サイトは、こちらです。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

映画 「CLOVERFIELD」

クローバーフィールド/HAKAISHA
(監督)マット・リーヴス
(出演)マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル

昨年、この映画について書いたので、細かいことはそちらを読んでもらうとして、遅ればせながら観て来ました。以下、多少ネタバレありなので知りたくない方は読まないでね。

この映画、最初から最後まで登場人物の持っているビデオカメラからの視点でのみ撮影されている映像なので、結構映像のゆれが激しくて目が疲れるし、人によっては気分がすぐれなくなる可能性もあるかもしれません。でも、その臨場感がこの映画の魅力であり見せ所です。この内容で普通に撮影したのでは、「今更ゴジラのパクリでもあるまいし、なんでこの作品作ったの?」と言われるのがオチだったに違いありません。

登場人物のあなたたち、こんな事態になってもビデオカメラで撮影し続けますか?と思い始める頃に、「いいわけ」のようにフォローを入れるシーンが何度かあったり、当然引きの映像が少なくなり分かりずらくなる為テレビのニュース映像で全体像を見せたり、一度録画したビデオテープに再録画しているという設定なので前の映像が皮肉っぽく出てきたり、色々考えて作っているなぁ〜、と感心させられました。でも、そう思っているというという事は、真実味がなくなってしまっていて私がリアルさを感じていない、という事にもなるんですよね。でも、退屈はしなかったです。

結局、何がどうしてニューヨークに現れて破壊活動をしているか、理由もわからず怪物(怪獣?)もあまりはっきりは見せないのだけれど、見所はそこではないのでそんな事は結局どうでもよく、それゆえ、何の説明も結末らしい結末もなく終わるこの作品に、これでいいと納得しました。映画ではなく記録映像を観た気分で、85分 という上映時間もちょうどいいと感じました。

テーマ:クローバーフィールド/HAKAISHA - ジャンル:映画

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Author:jpmagic
生年月日 196×年 ♂
静岡県生まれ&在住
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